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タイ、チェンマイのストゥーパと、日本の五重の塔と、人々のふるまい




タイの北方でタイ第二の都市チェンマイです。

13世紀に ラーンナー王朝の首都としてピン川のほとりに建設されて以来、

周辺のいろいろな民族が交流したため、言葉、料理、仏像、そして建築など、独自の文化伝統が発展した街です。周辺は山岳地帯で、少し移動すると全然違う民族のテリトリーになるような街でした。


旧市街は1.5キロメートルの正方形に塀で囲われています。街の中心の寺院としてワット・プラシン、ワット・ムーン・グン・コーンなどなど、独特な寺院がある街です。



まんじゅう形のストゥーパが日本に伝わった時には五重の塔になっていたというのも建築では有名な話です。日本は当時、ヨーロッパやインドから中国を経て、文化の受け皿になっていたということを考えると、日本の源流として祖先を見るような気になってきます。


タイで思い出すのは町の人たちの生き生きとした元気さ。車やバイクは日本製も多いので、そもそも作ってはいなそうですが、修理はお手の物。全部任せてしまう日本人とは違って自分のものは全部自分たちで直してしまうような力強さがあります。


タイの代名詞的なトゥクトゥクも元気な象徴のような車で、いろいろ連れまわされては、最後に宝石屋に連れて行かれて、なんか買っていけと言われるのが日常。1日に3回くらい同じ宝石屋に連れて行かれた時にはそろそろいい人はやめて、外人にキレて話すのにも慣れてくる頃でした。運転はさせてもらっていませんが、バイクと車のいいとこ取りのような乗り物で、暑いタイではそこそこ快適で、バイクほど危険ではなく、車より小回りがきき、なんとも便利そうです。





このトゥクトゥク、もし日本で買おうとすると、オークションなどで手に入るようです。車両区分は「側車付自動二輪車」区分上はバイクに側車をつけたサイドカーと同じになります。運転の免許は自動二輪ではなく、中型自動車免許が必要とのこと。


日本の高性能な車はタイで乗り回されているのに、一見、タイの簡単な(はずの)トゥクトゥクは日本で乗るにはハードルが高いという、なんとも言えない感じになります。

街中を歩いていると 、おい日本人だろう、うちの車直してくれよ!なんて声をかけられたりします。お国柄だなと思いながら笑顔で会釈して立ち去るのでした。



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