スイス バーゼル/ ヘルツォーク&ド・ムーロンの街

スイスから見て、ドイツ、フランスと国境を接した街がバーゼルです。

ここは世界的建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンを輩出した街

プラダ・ブティック青山店、中国のオリンピックのスタジアムである、鳥の巣の設計者としても有名です。

日本の建築は平面図、プランを評価されることが多いのですが、スイスの建築はプランはそこまで。

当然きちんとプランニングをしなければならないのですが、特殊なことをしようとはしない印象があります。

通りからの見え方や、建物の建ち方を考えた後は間を飛ばして、ディテールや表面の話に飛んでいる印象です。

ヘルツォーク&ド・ムーロンはスイスの建築家ですが、その印象が強い。

初期の代表作であるこのシグナルボックスも同様で、表面の少しねじれた外壁は観る場所を変えると見え方が変わるという素材。

機能としてはシグナル＝信号機に近いのでプランも何もあったものではないのですが、

見え方とディテールを両立したスイスの代表作として今でも君臨している一つの建築物なのでした。