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シカゴ、OMA レムコールハースのスチューデントセンター

旅する建築家

レム コールハース率いるOMAによるイリノイ工科大学です。


アメリカ、シカゴにある、スチューデントセンターは私が特に好きな建物です。



電車が通過する線路を包み込むように建てられた、「スチューデントセンター」というイリノイ工科大学の施設です。

線路が通るところを窪ませて、屋根が Vの字になっています。


外観は典範とFRPグレーチングとガラスのみのシンプルで無骨なデザインです。


内部はレム・コールハースらしい様々なエリアが繋がっています。

角度の緩い階段やスロープで空間がつながっており、中央の線路を避けた部分は半地下になっています。。

天井はボードを貼ってパテで目地を潰しただけの仕上がりで、インダストリアルな雰囲気になっています。



水平垂直だけのミースの「ユニバーサルスペース」と言う概念に対して、斜めのラインやこうした線路のチューブなど異質な物を組み合わせることで、ユニバーサルスペースを超えるようなデザインを目指していたようにも感じられます。


レム・コールハース率いるOMAによるイリノイ工科大学の「スチューデントセンター」は、上を電車と線路が通る斬新な建物でありつつ、内部空間が多彩で、豊かな空間は広がる建築です。

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