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デカワンルームの集合住宅

デカワンルーム の集合住宅 トートラボ

実ははやりのデカ ワンルームの紹介です!

​いわゆるアパートやマンションと言われる集合住宅ですが、今変革点に立たされています。

日本では2008年以降、人口が減少しています。しかし、マンションやアパートは増え続けています。結果、現在日本ではマンションが余ってきています。需要と供給のバランスが崩れてしまい、マンションはダブついてしまいました。


マンションが増えている理由は一つは簡単に取り壊すことができないこと。そして、需要を考えずに増やしてしまったことが挙げられます。特に一部屋15〜20㎡のワンルームマンションは資産運用や、税金対策として、誰が住むかは二の次にして、つくりすぎてしまったため、東京をはじめ各地であまり続けています。

実は東京はそれでもまだ人口が増えております。しかしいずれかは他の地域と同様に人口が減り始めることはもう決まっている事実です。減りはじめた瞬間から借りられなくなっていくマンションは激増していくのではないかというのがここ最近の予想としてあります。



検討用のスタディ模型
デカワンルームの集合住宅


そんな中、先日弊社に川崎の方でワンルームマンションのご相談をいただきました。

せっかくいただいたお話ですので、作って終わりの悲しい建物ではなく、ずっと使い続けていく建物を作るため、いくつか調査をしてみました。特に一人のお客さんが借り続けてくれることが大家さんにとっても住む人にとっても良い建物です。

余ってしまっているワンルームですが、需要のヒヤリングをしたところいつまでも住んでもらう為の、いくつかの傾向がありました。

 

●他人に対してセキュリティとプライバシーが確保できること

●何かに特化した特徴があること

一つ目はわかりやすいかと思います。オートロックや、目隠しなど、建築側から対策がなされています。

問題は2つ目の特徴をつけること。どんな場所であっても、借り続けてもらうためには他にはない特徴をつけることで、離れることのできない建物になることができます。自転車を中で整備できる。バーベキューができる、人を集めることができるなどどんなことでも他にはない特徴をつけることで、借り続けてもらえる建物になることができます。

規制のワンルームマンションは、収納の10%をクリアするために無理やりでも収納を作ったり、その割に素材にこだわらなかったりと、実は使い方が自由ではなく設計されています。

みんなが住めるけれども、満足する人は少ないという、あまり良くない状況が生まれているように感じました。

先日の川崎の集合住宅で我々が提案したワンルームは「からっぽ」であること。

そこで我々は、ワンルームの中を全て空っぽにし、自分で、収納を用意し、家具を用意することを提案しました。

少し探してみればクローゼットも収納家具も全て購入することができます。こだわる人は全てにこだわり、こだわらない人はこだわらない人なりの、部屋づくりをすることができます。

​インナーテラスをつくり、自転車を入れることができたり、プライバシーを守ることができたりしながらデカワンルームが、さらにでかくなるような設計をしました。

そんな住まい手に寄り添うことができる、何も作らないデカワンルーム がこれから出てくることが期待されています。

あまり続けてしまっているワンルームマンションですが、借りる人がゼロになることはありません。

そんな中生き残っていく建物を建てることも我々の仕事なのです。

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