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トートラボの遊び心のあるデザインという考え
コロナ渦において、色々と大変な業種さんもあるかと思いますが、住宅産業に限っては需要が少しだけ増えているようです。
トートラボでも、一度はさっと引いてしまったプロジェクトですが、復活したり、他でお問い合わせいただいたりしています。
そんなか、「建築家」の職能が変わってきているように感じています。一部の有名建築家を除けば、いわゆる設計事務所を構えている設計士は、お客さんの言われるがままの間取りを設計をし、素材の使い方や、写真の撮り方などで、おしゃれな住宅を建てていたのかなと思います。
実は、学校の建築学科では、素材の使い方などは習いません。むしろ素材は抽象化されて無視されることが多く、間取りからくる建築の形態や考え方、新しい建物の作り方に視点が移っています。それに加えて、どこに何をつくるか、まちづくりや不動産などの建築より上流の範囲を学ぶことが多いのです。
何を作るかの上流を学んでおきながら、現場に出た時は素材の使い方だけを要求されるという現状です。
しかし、われわれ建築士や設計士は暮らし方に深く関係した部分にこそ、職能があると思っています。
弊社では、常に富士山を見ながら暮らすことができる家や、個室にこもらずリビングで暮らす家、数10年後にリノベーションしやすいよう考えられた家など、アイデアに溢れた住宅の設計を考えています。
ほんの少し見方を変えるだけで、あったかもしれない暮らしが手に入るような住宅。
そんな住宅をみなさんと考えていければと考えています。
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