20230201 不動産再販とは?
トートのコラム column
「物件を売ろう」と決めた時、売り方に悩んでしまうことがありますか?
不動産の売却には一般的な「仲介」の他に「買取再販」という売り方があります。
買取再販は仲介に比べて早く物件を売却できるので、状況によっては買取再販の方が向いているケースがあります。
今回は仲介との違いやメリット・デメリット、不動産の買取再販についてどのようなものなのか紹介していきます。
■不動産の「買取再販」と「仲介」の違い
不動産の買取再販は、不動産会社が中古物件を買い取り、リフォームやリノベーションをして再び販売することを指します。
・買取再販…不動産会社が直接買主になる
・仲介…不動産会社が売主と買主をマッチングを行う
不動産を売却したい売主からすると、買主はどちらでも良いと思いがちですがメリットデメリットがあります。
■買取再販と仲介は買手側が異なる
「買取再販」は不動産会社が物件を直接買い取り、リフォームやリノベーションを行う為、仲介手数料がかからずスムーズに売却することができます。
一方で「仲介」は不動産会社が広告活動を行ったり、購入希望者とのマッチング・交渉をしたりする為、時間がかかります。
仲介はほぼ相場価格で売ることができるので、なるべく高く売りたい人は仲介の方が向いています。
買取再販の場合、不動産会社の収益は物件の購入額とリフォーム・リノベーション費用の合計と、販売金額の差が収益になります。
仲介の場合、不動産会社は買主と売主をマッチングさせて売買契約を成立させる事で、仲介手数料を得られます。
■不動産の買取再販で売却するメリット
不動産の買取再販で売却するメリットは多数存在します。
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確実に売却できる
仲介の場合、買主が見つかるまで売買を成立させることが出来ず、何時現金化できるかわかりません。
買取再販は不動産会社に物件を売れば現金化できる為、スムーズにお金を手に入れることができます。
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契約不適合責任を負う必要がない
仲介で不動産を売却した場合、売主は「契約不適合責任」を負う必要があります。
契約不適合責任とは、物件の売買が成立した後でも物件に欠陥が合った場合、賠償責任を負うことを指します。
買取再販は不動産会社に物件を買い取ってもらうので、契約不適合責任は不動産会社が負うことになります。
買取再販は責任がなくなり、気持ちも楽に不動産を売却出来ます。
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仲介より早くスムーズに現金化できる
仲介で物件を売却する場合、買主を見つけるまで物件を売却して現金を得ることは出来ません。
一方で不動産会社に売却する場合、売却相手が不動産会社になる為、スムーズに現金化することができます。
「なるべく早く、確実に現金化したい」という人に最適の方法です。
■不動産の買取再販で売却するデメリット
買取再販は魅力的なメリットが多数存在しますが、デメリットもあります。
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相場より低く売却される
買取再販業者に物件の売却を依頼すると、仲介業者に依頼する場合より10~30%場合によっては半額になってしまうことがあります。
「なるべく高く売りたい!」という人には不向きです。
買取再販が安くなってしまう理由は2つあります。
買取再販はリフォーム・リノベーションを前提に考えているので、工事費用込みで売却価格を設定している。
不動産会社は差額で利益を得たいため、安く仕入れたい
特に「仲介」の場合は成立した金額の割合で不動産の手数料になるので、不動産会社としても高く売買したいのに対し、買主が不動産会社になるときは安く売買したいというのが不動産会社の本音になります。
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古い物件でないと売りにくい
買取再販は、リフォーム・リノベーション無しでは売りにくい物件に適した売却方法です。
新しい物件でリフォーム・リノベーションの必要がない場合や、古い物件でも小規模のリフォームで買主が見つかりやすい場合などは、仲介で売却した方が良いこともあります。
■買取再販を利用した方が良い人の特徴
買取再販も仲介もそれぞれメリットがあります。
そんな中で、買取再販を利用した方が良い人の特徴としては。
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短期間で物件を売りたい人
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リフォーム・リノベーションが必要な物件を売却したい人
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契約不適合責任を負いたくない人
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買取再販は物件の売却価格を低めに設定されます
というような人には最適の売却方法です。
ぜひ参考にしてみてください!
弊社でも再販は一つの家づくりの方法として考えています。
また再販には建築の知識が必要な場合が多く、不動産はわかるけど、建築がわからない不動産会社も多いので、そんな場合もぜひご相談ください。