20210920 スケルトン住宅

新築住宅を検討していると「スケルトン住宅」(SI住宅)という単語を見つけることがあると思います。

元はスケルトンインフィルという建築用語からくる言葉で、間取りなどにメリットがある建築方法になります。

スケルトン住宅のメリットやデメリット、そしてどんな特徴があるかを説明します。

スケルトンとは元々は「骨格」を意味する言葉です。透明の意味はそこから派生した日本語のとり違いにまります。

インフィルは「中に詰めるもの」という意味の言葉になります。

元々スケルトンインフィルとは、建物の「スケルトン」骨格部分である、柱、梁、など構造部分や外壁などは、新築当初のまま使い続け、「インフィル」内装や、電気給水設備、建具など、交換できる部分を交換するという、集合住宅の改修工事の手法でした。

集合住宅では、共用部である外壁や廊下などは簡単に工事できないが、専用部分となる内装は工事が比較的簡単にできるため、個人の趣味やライフスタイルにあわせて、内装を変更できるような手法として日本では取り入れられて来ました。

また、一般に建物のスケルトンの耐用年数は100年単位と長めなのに対し、インフィルは20から30年ほどとなるため、長年住んでいる住宅でもインフィルを変更することで、スケルトンの耐用年数を使い切ることも可能となります。

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弊社の「からっぽの家」はこのスケルトンインフィルの手法を住宅でも取り入れようと考えております。

からっぽの家は注文住宅と建売住宅との間のような住宅をつくるプロジェクトです。自由には設計したいけど、高い設計事務所に頼むのはと思われている方に向けた(実際はそんなことはないのですが)入り口になってくれればと思っています。。

​①外壁を構造とする

②内部は完全フリープラン、フリーデザイン

③外壁が構造になるため内部は構造に関係なくリノベーション可能

④セルフビルド、ハーフビルドも可能な自由な施工方法

⑤高い断熱性能と空調性能

​をコンセプトに設計しました。

​大きさを規定することで、ローコストを可能にしながら、内部空間を可能なかぎり自由に設計できるよう計画しました。

構造全てを木造の強固な外壁で受け、内部を完全にフリープランとなっています。構造を外壁で受けているため、後日リノベーションするときにも自由度の高い建物となります。シンプルな構造とすることで、経済的で強度の高く、施工性のよい構造としました。

100年住宅と世間では言われていますが、今、スケルトンが100年持たない家はありません。

しかし、インフィルがダメになることで、数十年で建て替えが進んでいる現状があります。

では、インフィルだけを変更すれば‥と考えても、そううまくいっていないのは、数十年後にライフスタイルに合わせた変更ができないからだと考えています。

​今、空き家なども問題が出ていますが、建て替えを考えなかった結果、壊すこともできず、使うこともできないという無計画さが産んだ悲しい問題であると思います。

このからっぽの家が建つことで、数百年後のストックが生まれてくれればと考えています。